外は氷点下、室内でも暖房のそばから離れたくない……。そんな寒い日に「家中をピカピカにしよう!」と意気込むのは、少し無理があるかもしれませんね。
お伝えしたいのは、掃除は必ずしも「立って全身を使って行うもの」ではないということなんです。むしろ、腰を据えてじっくりと目の前の小さな空間に向き合う時間は、冬の静かな夜や休日にぴったりの過ごし方になります。
今回ご紹介するのは、椅子に座ったまま、あるいはこたつに入ったまま完結する「引き出し1段だけ」の整理法。このちょっとしたアプローチこそが、結果として家全体をキレイに保つ良い習慣になるんですよ。
「座りながら」だからこそ、集中できます
「立ち仕事」の掃除は、移動が多くて注意が散漫になりがちです。一方で「座りながら掃除」には、特有のメリットがあるんです。
心理的なハードルが低い
「座ったままでいい」と思えば、重い腰がスッと上がりますよね。
細部まで目が行き届く
視線が安定するので、普段は見逃している小さなゴミや、不要なものの存在に気づきやすくなります。
疲れにくい
体力を使わないので、整理の判断(捨てるか残すか)にしっかりと集中することができますよ。
準備するのは、ゴミ箱と、必要であれば汚れを拭くためのウェットシートだけ。お気に入りのラジオや音楽を聴きながら始めてみましょう。
ステップ1:すべて出す「全出し」
まずは、その引き出しの中身をすべて机の上や膝の上に出します。「座りながら」なので、無理に手を伸ばさず、自分の周りに広げてくださいね。
ポイント
「全部出す」ことで、奥に眠っていた「いつか使うかも」というものを客観的に見つめ直すことができます。
ステップ2:今の自分に「必要か」を問いかける
空になった引き出しをシートでサッと拭いて、出しておいたものを戻していきます。このとき、以下の基準で仕分けしましょう。
ステップ3:特等席を決める
よく使うものを手前に、あまり使わないものを奥へ。これだけで、毎日のストレスがぐっと軽くなりますよ。

お家の中には、座りながら掃除・整理ができる場所が意外とたくさんあるんです。
キッチン
整理の対象:カトラリー、お弁当グッズ、乾物ストック
所要時間の目安:10分
リビング
整理の対象:文房具の引き出し、リモコン周辺、薬箱
所要時間の目安:15分
洗面所
整理の対象:化粧品サンプル、ヘアアクセサリー、試供品
所要時間の目安:10分
玄関(椅子があれば)
整理の対象:靴のお手入れ、小物入れ、予備の鍵
所要時間の目安:15分

寒い日に「引き出しを1段だけ整理した」という事実は、あなたの中に小さな自信を育ててくれます。
家中の大掃除を一気に行うのは大変ですが、毎日どこか1段だけを「座りながら」整えていけば、春が来る頃には家全体が驚くほど整っているはずです。まずは今日、一番近くにある引き出しを開けるところから始めてみませんか?